オマール賞の無敗牝馬

今週の海外競馬はアメリカのレイバー・デイからスタートしましたが、その後も火曜日と水曜日はフランス、更に木曜日から3日間はドンカスター競馬場のセントレジャー開催と続きます。
更に土曜日と日曜日はアイルランドでGⅠ祭が盛大に行われますし、日曜日と言えばフランスも凱旋門ウィークのトライアル勢ぞろいと言う忙しさ。1週間は休みなく競馬日記が続くことになりますネ。

ということで、9月8日のシャンティー競馬場ではオマール賞 Prix d’Aumale (GⅢ、2歳牝、1600メートル)が行われました。10月第1週のマルセル・ブーサック賞(GⅠ)のトライアルとなる一戦です。
good の馬場に7頭立て。内3頭は無敗馬で、残る4頭も全て勝馬。前走に勝っていないのも1頭だけと言う好メンバーが揃う中、イーヴンの1番人気には新馬勝ちしたばかりのアントノア Antonoe が選ばれていました。

そのアントノア、スタートから主導権を奪うと、後方から追い込む6番人気(112対10)のプリーズミートゥー Pleasemeto に2馬身半差を付ける逃げ切り勝ちで期待に応えました。短首差で中団から伸びた2番人気(5対2)のゲルダイヤ Gherdaiya が3着。
勝ったアントノアは、パスカル・ベイリー厩舎、ヴィンセント・シェミノー騎乗、ハーリッド・アブダッラー氏の所有馬。8月7日のドーヴィルで新馬勝ちしたばかりですが、その時は2着に6馬身半差の圧勝。その2着馬も次走のロンシャンで勝っていますから、内容を高く評価できる新馬戦だったということになります。

ベイリー師によれば、ストライドが大きいタイプにも拘わらず、瞬発力に優れた牝馬。今回のように前に行ってもスピードで押し切れるし、後方から行っても差す競馬が出来る由。余程のことが無い限り、次はマルセル・ブーサック賞で、恐らく中心になる存在でしょう。
3代母オール・アット・シー All at Sea はオークス2着で、ムーラン・ド・ロンシャン賞を制した馬。血統的背景も魅力タップリのクラシック候補です。

 

Pocket
LINEで送る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください